スチームジャパンフィルパワー方式

1.はじめに
ダウンやフェザーの充填力は、長期保管、圧縮輸送、完成品への組み立てを経て低下する可能性がある。
スチームコンディショニングは、加工(洗浄、乾燥、選別)直後のダウンの充填力を元の値に戻すのに効果的であることが証明されています。この方法は、消費者がダウンやフェザーの製品を通常使用し、洗浄した後に生じる充填量への好影響をシミュレートしたものです。
日本修正方式は、スチームコンディショニング後のフィルパワーが元の値よりも高くなるケースを解決するのに役立つ。
2.設備
2.1 携帯用スチームマシン(例:日本、米国で販売されているケルヒャーK1201)。
2.2 ヘアドライヤー
2.3 パワー・コンディショニング・ボックスに充填する。
3.コンディショニングの手順
3.1 35gのダウンとフェザーを充填力調整ボックスに入れる。ダウンとフェザーはルーズな状態にしてください(塊状やマット状ではありません)。
3.2 ドライヤーでダウンとフェザーをコンディショニングボックスの両側から30秒ずつ乾かす(合計2分)。
3.3 携帯用スチームマシンを使用し、コンディショニングボックスに40秒間(左右各10秒間)スチームを吹き込む。
3.4 試料を通常の室内環境(条件付き気候ではない)に3~10分間放置する。
3.5 ドライヤーを使い、ダウンとフェザーを3分間(片面30秒ずつ、その後片面15秒ずつ)完全に乾燥させる。 (ダウンとフェザーは完全に乾いていなければならない)。
3.6 試料を通常の室内気候(条件付き気候ではない)に24時間放置する。
3.7 ドライヤーで羽毛とフェザーを再度2分間(片面30秒ずつ)乾かす。
3.8 試料を空調の効いた部屋に5時間放置する。
4.フィルパワーの測定
IDFB、EN、USA、または JIS の手順に従って測定する。
注IDFL:管理目的のためには、常にスチームコンディショニングの有無にかかわらず充填力測定を行うことを推奨する。
原資料QTECH Laboratory, Japanおよび日本羽毛製品協同組合。